2018年05月一覧

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オブジェにつきまとう幻影 (1):益永梢子《Daily routine》

先月、水戸芸術館のクリテリオム93で開かれた個展《Daily routine》に取り上げられた作品は、絵画的な要素とオブジェ(立体)の要素を同時に表している。所々塗られた箇所と、丁寧に作られた立体、または床へ直に置いたり、壁にかけられている様子を見ると、その作品が絵画と彫刻との妙なる関係性を示唆しているようにも思える。私が作品から感じとった絵画の特徴―または絵画らしさとでも言おうか、それは先ほど述べた幻影(性)ではないか。

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山と平地は続いている:荒木悠・ダニエル・ジャコビー<Mountain Plain Mountain>(2018)

5月3日~12日の間、韓国の全州で開かれている第19回全州国際映画祭で、映像作家の荒木悠とダニエル・ジャコビー(Daniel Jacoby)の共同作品<Mountain Plain Mountain>(2018)がExpanded Cinemaの短編部門で紹介された。今回は訪問できなかったが、今年の第10回恵比寿映像祭で見た記憶をもとに、この作品について触れてみようと思う。

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キャラクターは自分から話が出来ない:相磯桃花《私がした暴力》

TATARABA「ナオナカムラ」で開かれた相磯桃花の個展《私がした暴力》で、作家はアニメーションゲームのキャラクター設定における暴力(または暴力性)に注目し制作を行った。絵画と映像を中心に作者はキャラクターを視覚的に表現し、鑑賞者はその人物像を見ては、ゲームで普通に見ることのできる存在として受け入れる。ここで視覚的にキャッチできるキャラクターの健全な姿は、作品のタイトルを見たときに疑問を抱くようになる。

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